イマ・メザメタ(「今目覚めた」)とイマ・メザメル(「今目覚める」)は、キリスト教の一派の説教師で、二人とも主を真剣に信じ、主の再来を待ち焦がれている。しかし二人は、主が再来の時どのように戸を叩くのだろうか、主をお迎えするには何をすればいいのだろうかと常に悩んでいた。ある姉妹が終わりの日の神の福音を説きに何度もメザメタの家の戸を叩くと、メザメタは模索と吟味の時期を経てついに真実に目覚める。この体験を聞いたメザメルも混乱から目覚め、主はすでに密かにこの世に到来されたこと、御言葉を表すために受肉されたこと、御言葉によって人の心の戸を叩いてくださること、神の声を注意深く聞くことで賢いおとめたちは主の再来をお迎えし、神の足跡を辿ることができることを知るにいたる。