中国共産党は権力を握ってからというもの、あらゆる宗教的な信仰を残らず根絶して中国を無神論地帯にすべく、キリスト教を絶えず弾圧し迫害してきました。とりわけ習近平が国家主席になって以来、中国共産党による信仰への攻撃はピークを迎え、公式に許可された三自愛国教会でさえも撲滅されて十字架が引き下ろされています。
于從光は中国共産党による大量逮捕から危険な脱出を果たした福音伝道者です。その後、彼は三自愛国教会のクリスチャンである陳頌恩の自宅にたどり着きます。陳頌恩が所属する三自愛国教会は中国共産党によって破壊され、教会の一部の人たちは牧師や長老による教えを聞いたあと、中国共産党政権のために祈りを捧げます。そうすることで、「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(マタイによる福音書5:44)という主イエスの御言葉を守っていると考えたのです。しかし多くの信者は混乱します。中国共産党に祝福が与えられるよう長年にわたって祈ったにもかかわらず、中国共産党は悔い改めないだけでなく、自分たちの教会をも破壊したからです。彼らは疑問を覚えました。中国共産党のために祈ることは本当に神様の御心にかなっているのか。集まった人たちはこの問題について論じ合いますが、結論に達することができません。その後、陳頌恩たちは神様の御言葉を読み、于從光やその仲間と交わることを通じ、「敵を愛し」という主イエスの教えの本当の意味を知るようになります。彼らはまた中国共産党のサタン的な本質、つまり神様に抵抗して真理を憎むという本質についての識別力を得て、牧師や長老に従って三自の道を進むことと、サタン的な政権の保護に頼ることの危険な結末をはっきりと知ります…