9月5日、アメリカ国立ハリケーン・センター(NHC)は、「ハリケーン『イルマ』が5日の夜にカリブ海の東北部の島々、プエルトリコ、ドミニカ、ハイチ、キューバを、今週末にアメリカのフロリダ州を襲う見込みである」と発表した。
ハリケーン「イルマ」が来襲する時、きっと強風と洪水をもたらす。ハリケーンによってもたらされる災害を減らすためには、フロリダ州政府はすでに一部地域の住民と観光客を疎開させた。西礁島の海軍航空基地の人員とすべての艦艇、軍用機も移されるであろう。
「イルマ」は「史上威力が最も強い」大西洋ハリケーンと呼ばれている。米国空軍と米国海洋大気庁によって組織される「ハリケーン・ハンター」グループは、風を追う飛行機を操縦して「イルマ」を追跡した。現地時間9月5日の朝、ハリケーンの目の中に突進して、関連する気象資料を収集したり、気象画像を撮影したり、気象写真を撮ったりした。
8月26日アメリカのテキサス州を襲ったハリケーン「ハービー」は、人々に大きな教訓を与えたかもしれない。ハリケーン「イルマ」が本週末にフロリダ州を襲うという、アメリカ国立ハリケーン・センター(NHC)の予測を聞いた後、人々は災難が起こる前の警戒状態に入り、移すべきものを移し、疎開させるべき人を疎開させ、しかも人力や物力を費やして「イルマ」を追跡し、ハリケーンの動きを観察している。わたしたちはこう思っている。前もって危険地帯から避難すれば安全だ、前もって食物を用意しておいたら生命の保障を得られる、そのような措置を取ったら、災難を逃れる道を見つけたことになる、と。だが、わたしたちは次のような問題を考えたことがあるのか。わたしたちがそのようにすれば、本当に災難を逃れ、災難によってもたらされる損失を免れることができるのか。わたしたちが災難を予測できるのに、なぜ無事に毎回の災難を避けることができないのか。
神は万物を創造し、また万物の生存法則と万物の流転とをつかさどり、神の権威と力はいかなる人も超越できない。毎日世の中で起こるすべてのことは、神の主宰と按配によるものだ。わたしたち人類はただの被造物だから、たとえ科学を発展させ、いくらかの技術をマスターし、ハリケーンがいつ上陸するかを予測できるとしても、ハリケーンによってもたらされる災難を免れることができない。
神だけがわたしたちをすべての災難から守ることができる。
主にある多くの兄弟姉妹は、災難がますます大きくなり、主の到来に関する預言がすでに実現したことを見たが、主がどこに現れて働くかを見ていない、と言っている。では、わたしたちはどうすれば主を迎え、世の終わりの大災難の中の、主のわたしたちに対する顧み、守りを得ることができるのか。主のすべての信者の中で、弟子ペテロ、ヨハネなどだけが主を見た。今の時代のクリスチャンは主を見られず、聖書を読むことによって、また主イエスの言葉によって、主イエスを信じるようになったのだ。この最後の時代で主が再来される時、わたしたちはやはり主を見られないかもしれない。だが、聖書にこう書かれている。「しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである」(ヨハ16:13)。この箇所から分かるように、主が来られた後、また言葉を言い、真理を発表される。それなら、わたしたちが主の発表される真理を見たら、主を見たのではないか。だから、主の声に留意することは非常に重要である!
わたしたちは目を覚まして祈ろう。主がわたしたちを憐れみ、導いてわたしたちが彼の声を聞けるようにすることを求めよう。