Ⅰ
幾時代も神と共に歩みながら
一体誰が知っているだろうか
神が万物の運命を治め指揮し導いていることを
人が心に留めないのは
神の業が曖昧だからでも
計画が果たされていないからでもなく
人の心と霊が神から離れているからだ
彼らは神に従う時でさえ
気づかぬままサタンに仕えている
誰も神の足跡や現れを求めず
神の配慮と見守りを望まない
しかし彼らは進んで悪に頼り
この世とこの世の主義に順応しようとする
そして人の心と霊はサタンの手中に落ち
彼らはサタンに食い物にされる
Ⅱ
見よ、サタンは今人の霊と心に 棲みつき
それを弄んでいる
人は徐々に理解を失い
もはや生きる目的や価値について理解できず
人であることの意味も分からない
彼らはもう神を求めず
心は神の契約と律法を無視する
時は経ち、神がなぜ人を造ったか
誰が語り、理解できるだろうか?
誰も神が語る言葉を理解できず
神から出るすべてのことを認識しない
彼らは神の全ての定めと律法に逆らい始め
すぐに心と霊も鈍る
こうして神は自ら造った人間を失い
人間は自分のルーツを失う
これが人類の悲劇的な悲哀だ
これこそ人類の悲劇的な悲哀なのだ
『小羊に従って新しい歌を歌おう』より